修辞法の種類 「省略法」
●用法
表現すべきことの一部を省略し、それによって文章を簡潔にして、余韻を生みだそうとする表現法。
「体言止め」もこの省略法の一種。
●用例
窓の外にすぎ去る青山通りの屋なみを、生まれて初めてみる景色のように、熱心に見つめていた。榮太郎本舗、七丁目車庫と青山学院、明治神宮表参道の灯籠、そして両側の低い小さな家のはてしない列。
(加藤周一 『羊の歌』)
●効果・特徴
不必要な修飾語を省き、文を太い骨組みだけで作り上げ、印象を強く訴える効果がある。しかし、何を無駄な修飾語とするかに問題があり、ひとりよがりの省略になりやすい。

